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ニッキー選手が自らのゴールでラストマッチを勝利で飾る

レポート2023年7月2日
前節2位のタンピネスとの首位決戦に臨んだアルビレックス新潟シンガポール。 前半で退場者を出し、後半45分を10人で戦うことを余儀なくされましたが、全員で戦い抜き、貴重な勝点1を獲得しました。

前節の勝点1をリーグ優勝に繋げるために再び今節からの連勝を狙います。

直近1週間で3試合目となるアルビS。 選手の疲労も考慮しスタメンは前節から4人の変更がありました。



前節退場となり、出場停止を受けたGKハッサンサニー選手に代わり山本佳唯選手がこの日のゴールを守り、ワントップに小松慧選手、二列目にはニッキー選手と深代陸選手が先発入りします。
ニッキー選手はナショナルサービス従事のため、今節を持って2021年より在籍する当クラブを離れることが決まっています。

ヤングライオンズは立ち上がり、4バックながらも無理に前線からはプレッシャーはかけず、引いた状態でアルビSを迎える印象。

前半わずか2分、横山翔大選手の左足からのボールはGKが触れずにファーへ流れると、相手DFにあたってゴールラインを割り、先制点!


セットプレーで試合開始早々にリードを奪います。

26分にも右からのコーナーキック。同じような軌道のボールにファーサイドで岸本駿朔選手が合わせますがキーパーのセーブに阻まれます。

33分、ペナルティエリアの右角で受けたニッキー選手がオーバーラップしてきた右サイドバックの横川旦陽選手を囮に使って相手をかわすと左足のシュート。
放たれたボールはファーのネットに吸い込まれ追加点!
ラストマッチで得点を奪い、スタジアムには歓声が響きます。



43分、中央で持ち上がった横山選手が左サイドバックの不破将生選手へ展開。
左足で鋭いクロスを上げるとゴールキーパーが弾き、こぼれ球に小松慧選手が反応し左足でゴール。
小松選手は4試合ぶりのゴール。7得点目を記録します。

前半を3-0のリードで折り返したアルビS。


ハーフタイムには一気に3人の選手を交代。
小松選手に代えて李忠成選手、トップ下の深代選手に代えて久乗聖亜選手、ボランチの小川開世選手に代えてヒルマン選手を投入します。


ヒルマン選手は今シーズン2回目のトップチームでの出場を果たします。





後半は前線でしっかりと起点を作りたいアルビSでしたが、なかなかボールを保持できない展開が続き、64分にはセットプレーのこぼれ球から相手にミドルシュートを決められて1点を返されます。



62分、駒木秀人選手に代わって入ったのはケンジオースティン選手。
アルビSの下部組織出身で去年トップチームに昇格したケンジ選手にとってこれがトップチーム公式戦のデビュー戦となります。
横川選手がポジションを上げ、ケンジ選手は右サイドバックに入ります。


【#54 ケンジオースティン選手】


66分、左サイドがルーズになった場面からクロスを上げられ、相手のシュートは枠に飛びますが、GK山本選手がファインセーブで凌ぎます。

後半はうまく攻撃の形を作ることができないアルビSでしたが89分、久乗選手のパスを受けた横山選手がゴール右でDFと1対1を仕掛けると縦に持ち出して右足一閃。相手キーパーのニア上を打ち破り追加点!


【#14 横山翔大選手】

横山選手のゴールで締めたいアルビSでしたがアディショナルタイムに自陣で相手を倒してしまいPKを与えてしまいます。

このPKを山本選手がセーブ。
一時は失点の危機を逃れたかと思いましたが、直後のコーナーキックで元アルビSの小林洵選手にヘディングで合わせられ、失点。

最終スコアは4-2で勝利。
多くの選手が出場し、経験になりながらも課題の残る試合となりました。
1週間で3試合の連戦を乗り切ったアルビS。
次節は7/8(土)ジャランベサルスタジアムでブルネイDPMM FCと対戦します。

試合の詳細はこちらから


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