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【マッチレポート】李 忠成選手の来星後公式戦初ゴールで先制するも、シーズン開幕戦は悔しい逆転負け。【2022コミュニティシールド】

レポート2022年2月20日
新シーズンの開幕を告げるコミュニティシールド*が2年ぶりに帰ってきました。 チケットが完売し、現行の観客入場上限にほぼ達する983人が声援を送った試合で最初にネットを揺らしたのは李 忠成選手。自身で得たPKを、落ち着いて決めてアルビレックス新潟シンガポールに先制点をもたらします。続けて針谷選手がクロスバーに当たるヘディングシュートを放つなどセイラーズゴールに迫りますが、前半41分にキム シンウク選手に一瞬の隙を突かれ同点とされます。
後半に入って押し込まれた展開になり、よく耐えていたアルビSでしたが86分、途中出場のジエゴ選手のクロスからキムシンウク選手にアクロバティックなボレーシュートを素晴らしいコースに決められ逆転を許します。残り時間で追いつくことができず1-2で敗れ、2018年以来となる同大会優勝はなりませんでした。
*前年度のリーグ戦王者とカップ戦王者が対戦するタイトルマッチ。2021シーズンはカップ戦が開催されなかったため、リーグ優勝チームのライオンシティ セイラーズFCと2位のアルビレックス新潟シンガポールによる対戦となりました。



シーズン最初の公式戦でゲームキャプテンを任されたのは、昨シーズンのベストイレブン・ゴールデングローブを受賞したGK古賀選手。スターティングメンバーには古賀選手に加え、DFには右から三本木選手、小林洵選手、針谷選手、大森選手、ボランチの位置には角田選手、小林幹選手が入ります。2列目には出津選手、ヒルマン選手、杉田選手が並び、日本人オーバーエイジ枠で加入した李忠成選手が1トップを務めます。

シーズン開幕戦特有の緊張感・高揚感のあるキックオフとなりましたが、先にボールを落ち着けることができたのはアルビS。小林幹選手、角田選手のボランチコンビがボールに絡んでリズムを作ります。



すると前半13分、左サイドでボールを受けた李選手がペナルティエリア内まで持ち込んだところでファールを受けてPKを獲得します。これを李選手が確実に決めてシンガポールでの公式戦初ゴールを記録。アルビSが幸先よく先制に成功します。



次のビッグチャンスもアルビS。20分、CKのこぼれ球を拾った出津選手がファーサイドへクロスを上げると針谷選手が頭で合わせますが、惜しくもクロスバーを叩いてしまいます。

その後もアルビS優勢で試合が進んでいたものの、41分。左サイドからクロスを許すと、ここまで完全にシャットアウトしていたセイラーズFWキムシンウク選手の動き出しについていくことができず、ヘディングで合わされ同点とされます。
前半はこのまま1-1で折り返します。



後半開始と同時にヒルマン選手に代えて松浦選手を投入したアルビS。
攻勢を強めるセイラーズに対して、小林洵選手、針谷選手中心に粘り強く対応し続けると、その松浦選手のラストパスから李選手や出津選手にゴール前でのシュートチャンスが生まれます。



しかし、徐々に増していくセイラーズの勢いを前に、守備をする時間が長くなっていくと試合終盤の87分でした。左サイドでハフィズ選手からのパスを受けたジエゴ選手がクロスをあげます。これを中央でフリーになったキムシンウク選手がダイレクトでボレーシュート。強烈なシュートに古賀選手が懸命に手を伸ばすもボールに触れることはできず逆転ゴールを許してしまいます。

直後にファイロス選手、落合選手とフレッシュな選手を投入して同点ゴールを目指しますが、最後までセイラーズの守備を崩せず1-2で試合終了となりました。



コミュニティシールド優勝という形でシーズンのスタートを切ることはできませんでしたが、この試合は現チームで行った3試合目であり、多くの選手がプロデビューとなったもの。吉永監督や古賀選手も『これから必ずこのチームは良くなっていく』と口を揃えて話します。 来週金曜日にやってくるリーグ開幕戦に向けて、今日の悔しさを糧に、前を向いて準備を進めていきます。

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