【マッチレポート】2021 SPL MD1『坪井選手が2ゴール!2021シーズンも白星スタート!』
待ちに待った2021シーズンの開幕を迎えました。
いきなり雷警報により2時間のキックオフ遅延が発生するなど、シンガポールプレミアリーグの洗礼を受けますが、どの選手もやれることはやってきたと自信を持ってこの一戦に臨みます。
対戦相手は2020シーズンで優勝を決めた一戦と同じくホーガンユナイテッドFC。
昨季アルビS得点王の土井選手や過去に2シーズン所属した山﨑選手が加入し、よりアグレッシブなチームへとなっていることが予想されます。
試合開始後、注目の立ち上がりはやや緊張した様子の選手たち。
練習時のようなテンポでボールを動かすことができませんでしたが、やや強引に積極的なミドルシュートで、ゴールを狙うと次第に試合のペースを手繰り寄せていきます。
迎えた前半23分、敵陣中央付近で永澤選手がファールを誘うと、このFKを坪井選手が直接狙います。低く強烈なシュートは相手GK正面に向かいますが、抑えきることができず後逸。ボールはゴールラインを割り、アルビSが先制に成功します。
守備においては知久選手が広くスペースをカバーし、土井選手を中心としたホーガン攻撃陣に睨みを効かすと、手塚選手や山下選手も身体を張ってボールを回収します。
すると39分。多くの日本人と同様SPL デビューとなったニッキー選手のミドルシュートからコーナーキックを得ると、知久選手の素晴らしいボールにフリーで待ち構えていた手塚選手がヘディングシュート。ゴールネットを揺らしリードを2点に広げます。
しかしそのすぐ3分後、気を緩めてはいけないと痛感するシーンがやってきます。
スピードに乗ったカウンター攻撃から最後はペナルティエリア付近でミドルシュートを許すと古賀選手の手をかすめてゴールへ。決して集中を切らしたわけではありませんでしたが、シンガポール人選手の身体能力やポテンシャルの高さに対応しきることができませんでした。
後半に入り、同点ゴールを狙うホーガンは交代で入ったブラジル人FWジルベルト選手にボールを集めます。前半同様山下選手、手塚選手を中心に対応にあたりますが、初めて対戦する大型CFにうまくボールを収められてしまいます。
疲労も見え始め、良いリズムでボールを回すことができないアルビS は76分に永澤選手がファールを受けた際に負傷するなど、嫌なムードが漂います。
しかしすぐさまその空気を払拭し、勝負を決めたのは坪井選手でした。右サイドで受けた橋岡選手の素晴らしいクロスに走り込んでダイビングヘッド。練習を重ねていた形から完璧なゴールを決め、再びリードを2点とします。
この後は危なげなく試合を締めたアルビS。3-1で開幕白星スタートを切りました。
次節は中3日でヤングライオンズとアウェイで対戦となります。 いきなりの連戦スタートですが、勢いに乗って勝点3を持ち帰りたいと思います。
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