3試合で16 ゴール。絶好調で順位を3位にまで上げてきたセイラーズと対戦する。
シンガポール代表クラスの選手を多数そろえるセイラーズ相手だが、重富監督は「セイラーズ相手にもやることは変わらない。ここまできたらいかに選手をベストのコンディションで送り出すかが重要」とコメント。取り組んできたことに自信をもって試合に臨む。
そして今節、ここまで怪我の影響で欠場が続いていた西口が試合メンバーに戻ってきた。
明るいニュースとともに佳境に差し掛かるタイトルレースにおいて重要な一戦に臨む。
オープニングシュートを放ったのはアルビS。1分、FKのこぼれ球をファイロスがダイレクトでシュート。鋭いシュートがゴールへと向かうがキーパー正面でキャッチされてしまう。
その後はお互いに後方でパスを回し様子を伺うシーンが続く中、12分。右サイドでイマンがボールを受けると、左サイドへロングボールを送る。このボールを鎌田が折り返すと土井がワントラップしてシュート。相手DFの股を抜いてゴールに流し込み、アルビSが欲しかった先制点を手にする。
しかしこれでエンジンの入るセイラーズ。雨の影響を受けるピッチを物ともせず、技術力の高さを生かしてアルビSゴールに襲い掛かる。
すると22分、自陣ペナルティエリア内でセイラーズの選手を倒してしまいPKを献上。これを決められ、すぐに同点とされてしまう。
逆転を狙い、勢いに乗るセイラーズに守備に回るアルビSだったが、34分。相手のゴールキックを永澤がカット。土井のポストプレーを経て永澤はファイロスへスルーパス。ファイロスは落ち着いてゴールに流し込み、アルビSが再びリードを手にする。
前半このままのスコアで折り返したいところだったが、セイラーズは変わらず技術力を活かして突破を図る。アルビSはセーフティにクリアしながら試合を進めるが、44分、コーナーキックから失点してしまい前半を同点で折り返す。
後半に入っても一進一退の攻防を見せる両チーム。お互いに決定機を作り出す。
55分、セイラーズFWがスペースに抜け出し大川との1vs1を迎えるが、大川が右足にシュートを当ててゴールを守る。続く66分、途中交代で約5試合ぶりの出場を果たした西口がドリブルで持ち込みスルーパス。土井が走り込んでシュートを放つが、セイラーズGKに防がれ勝ち越しゴールを奪うことができない。
お互いにこの試合の重要性を理解しており、球際の激しさが増すなど白熱する一戦を再び動かしたのはアルビS。
76分、右サイドでボールを受けた橋岡が相手DFを交わしてクロス。スピードに乗ったボールがゴール前を横切ると、待ち構えていたのは花田。力みのないボレーシュートでゴールに突き刺し、アルビSが三度目のリードを手にする。
その後はセイラーズ相手に押し込まれるアルビSだったが、リードを守るために気迫溢れるプレーでゴールを死守。佐久間や武田を中心にチーム全体で鼓舞し合い、割り切ったプレーも見せながら時計の針を進める。
そしてアディショナルタイム5分を回ったところでタイムアップの笛。
3-2で試合を終え、大きな勝点3を手にした。
接戦を勝ち切る強さを見せるアルビSはここからホームで3連戦。慣れ親しんだピッチで連勝し、2年ぶりのリーグ制覇へ突き進みたい。
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■ハイライト
■試合後コメント
大川選手
花田選手
重富監督
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