選手たちとともに改めて今シーズンを振り返っていく特別インタビュー企画。
前編、中編に引き続き、GK福留健吾選手による2019シーズン振り返りインタビューをお届けします。
前編はこちらから
中編はこちらから
後編の今回は、福留選手個人のプレーやサポーターへの想いについて語っていただきました。
勝つために自分がどうすべきかを考え、行動し続けた一年
--今シーズンのプレーについて、ご自身ではどのように評価されていますか。
福留 GK個人としての成績には満足していません。もっといい成績を残すつもりでシンガポールに来たので、失点数などについてはもっといい結果を残したかったです。
--今シーズン福留選手は正GKとして、ほとんどの試合に出場し、活躍されました。正GKとしてよりよいパフォーマンスをするために心がけていたことはありますか。
福留 GKのポジションは、一つのミスが失点につながり、自分のパフォーマンスの質がチームの結果に結びつくと考えているので、勝つためには自分がどうすべきなのかを常に理解して、行動していたつもりです。
--その中で見つかった新たな課題もあるのでしょうか。
福留 課題ばかりですね。自分が求めるレベルはもっと上ですし、技術の高さやフィジカルの強さなど、ワールドスタンダードはもっとレベルが高いので、自分はまだまだだと実感しています。今後も課題について本気で向き合っていきたいと思います。
--逆に手応えを感じた点はありますか。
福留 練習で取り組んできたことを、そのまま試合の中で発揮できたという部分については手応えを感じました。 GKには、自分が想定しているシチュエーションが実際に試合で起こるとは限らないという難しさがあります。そのため、目の前のシチュエーションに対して自分のベストのアクションを起こすためにどのように準備すればいいかということを、毎試合大事に考えて取り組んできました。その成果を実際の試合で発揮できたという、経験は一番大きい収穫ですね。
試合前の最終調整をする福留選手とスコットコーチ
--福留選手といえば、1対1の場面に強いというイメージがあるのですが。
福留 自分が意識しているのは、とにかくその場に大きく立ち続けて、いかに相手から見えるゴールを小さくするかということです。それができた時点で自分の勝ちだと思っているので、後はただ来たボールに対して自分がアクションを起こすだけです。一番大事なポイントは、色々な情報に惑わされずに、最後までその場に立ち続けることですね。相手も緊張している場面で、自分が精神的に勝つことにより相手にベストのシュートを打たせないようにすることができれば、後は自分が確実にセーブすることで勝つことができます。
--相手のプレーに対して、「リアクション」ではなく「アクション」という言葉を使われていますが、意識して能動的な言葉を使っているのでしょうか。
福留 そうですね。通常GKは相手のアクションに対して動くので「リアクション」という言葉を使うことも多いのですが、僕は色々な状況から相手のアクションをあらかじめ予測して、自分がアクションを起こすために準備をしているので、常に能動的です。 ただし、自分のプレーを具体的にイメージしすぎるとそれに囚われてしまい、柔軟な動きができなくなるため、ある程度イメージはしていますが、具体的にどう動くかまでは考えていません。あくまで相手のアクションに対してどう動くかを考えています。この点がGKにとって一番難しいところでもあり、面白いところでもあると思います。
サポーターの応援が選手全員の力になった
--アルビレックス新潟シンガポールの選手として、地元Yuhuaでの地域活動にも参加されました。福留 当初、シンガポールは小さい国なので地域に根ざすという考え方があるのかどうかも分からず、このような活動ができるということも知りませんでした。 この活動をすることは、地域の皆さんのためになりますし、チームにとっても、日本人だけではなく、シンガポール人や全ての人から支持され、応援されるチームになるためにすごく大事なことだと思います。お互いにプラスになる活動ができるということは素晴らしいし、地域に貢献できる活動に関われて良かったと思います。
--アルビレックス新潟シンガポールのファンの印象はいかがですか。
福留 特にホームでは、アルビレックス新潟シンガポールのサポーターで埋まったスタンドの雰囲気に奮い立たせられましたし、やる気にさせてもらいました。雷が原因で、途中で試合が止まってしまったにも関わらず、多くのサポーターの皆さんが残って最後まで応援してくださったこともありましたし、皆さんの応援が、本当に選手全員の力になりました。皆さんの応援のおかげで、良いパフォーマンスや結果を出すことができた部分も大きいと思っているので、一年間応援してもらったことについては、感謝の気持ちでいっぱいです。
サポーターでいっぱいのホーム・ジュロンイーストスタジアム
--それでは最後に、改めてサポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
福留 一年間、熱い応援をありがとうございました。最終的には満足のいく結果で終わらなかったですし、観戦していて歯がゆい思いをさせてしまった試合もたくさんあったと思いますが、選手たちは本当にサポーターの皆さんの応援に大きい力をもらっていて、そのおかげで全力でプレーできていたのだと思います。本当に感謝しています。アルビレックス新潟シンガポールを、みなさんの力でもっと強くていいチームにしていけるように、今後も応援とサポートをよろしくお願いします。
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