選手たちとともに改めて今シーズンを振り返っていく特別インタビュー企画。
最終回となる第3回はGK福留健吾選手にお話を伺いました。
前編の今回は、シーズン全体、移籍の経緯を振り返るとともに、印象に残った試合についてお聞きしました。
成長できる環境を求めて移籍を決断。シンガポールで新たな挑戦へ。
--まずは今シーズンを振り返っていただけますか。
福留健吾(以下、福留) チームとしても、個人としても、3タイトル制覇を目標としていたので、それを達成できなかったという点についてはすごく残念なシーズンでした。ただ、これはチームとして目標に向かって日々取り組んできた結果なので、受け入れるしかないと思っています。
--福留選手はアルビレックス新潟シンガポールへの加入に際し、どのような思いで移籍を決められたのでしょうか。
福留 昨シーズンから、より自分がGKとして成長でき、そして自分の価値を高められるチームに移籍したいという希望を持っていました。その中で、アルビレックス新潟シンガポールから移籍のお話をいただき、自分が必要とされている環境でプレーできることは、選手としてとてもやりがいになることだと思ったので、移籍を決めました。
--以前から東南アジアのサッカーのことは知っていたのですか。
福留 もともと東南アジアでプレーしている知り合いが何人かいたので、現地の話は色々聞いていました。新しい環境でチャレンジしたいと考えていたため、東南アジアのチームも視野に入れて、移籍先を探していました。
--シンガポールプレミアリーグについては何か印象をお持ちでしたか。
福留 自分の中で気になっていたリーグではありました。というのも、(前所属先の)アスルクラロ沼津に所属する前に、ドイツでトレーニングをしながら移籍先を探している時期があったのですが、ある時トレーニングをしている最中に通りかかった現地の男性に声をかけられました。その方はシンガポールに知り合いがいるとのことで、タンピネスなどのシンガポールプレミアリーグのチームの写真を見せてくれたんです。その出来事がきっかけで、自分にとってシンガポールのサッカーが身近な存在になり、その後も自分で調べたり、元アルビレックス新潟シンガポールの選手に話を聞いたりしていました。
--思いがけずシンガポールプレミアリーグを意識するきっかけがあったのですね。
福留 はい。その後、アスルクラロ沼津での2年間を経て、アルビレックス新潟シンガポールに加入することになりました。その間男性と連絡はとっていなかったのですが、シンガポールでプレーを始めて数ヶ月が経った頃に、彼から「シンガポールに移籍したんだね」と連絡が来て、色々と話をすることができました。出会いはいつどこで訪れるかわからないなと思います。
--素敵な出会いですね。実際にシンガポールプレミアリーグでプレーしてみていかがですか。
福留 シンガポールプレミアリーグは、全体的に戦術に特化しているというよりは個人の能力で勝負するチームが多かったと思います。シンガポールのチームは、よりゴールを直接的な目的としてプレーしているように感じましたし、コンタクトも強かったです。
--具体的にどのような場面で、ゴールを直接的な目的としてプレーしていると思われましたか。
福留 あくまで個人的なイメージではありますが、日本ではボールを回して点をとっていくケースが多いのですが、シンガポールではディフェンスラインからでもロングボールをどんどん入れて点をとろうとするようなケースが多かったと思います。そういった価値観はこのリーグの特徴かなと感じています。
色々な意味で価値のある試合となったウォーリアーズ戦
--一番印象に残っている選手について教えて下さい。
福留 ウォーリアーズの#9 Jonathan Behe選手です。彼はリーチが長く、想像以上のところまで足が届くのでシュートを打つタイミングも独特でした。彼がボールを持つと何かやってくるなという感じはありました。実際、彼には今シーズン2点決められてしまいました。ただ、SPL第13節のウォーリアーズ戦で彼のヘディングシュートを止めたことが、今シーズンの自分のベストセーブなので、いい意味でも悪い意味でも、彼が一番印象に残っています。
--印象に残っている試合だとどの試合が一番でしょうか。
福留 SPL第13節のウォーリアーズ戦です。先ほどお話した自分のセーブが印象に残っているという点も理由の一つですが、この試合は先制してリードしていたこともあり、アルビレックスが引いて守りに入ってしまい、GKとしてはどんどん攻められるという状況で、最後まで無失点で守りきることができたという点が大きいです。自分のセーブがチームの勝利につながったので、自分の中ではすごく価値のある試合でした。当時首位を追いかける中で、勝ち点3をとれたこともよかった点です。
--怪我人も出てしまった試合でしたよね。#18 田阪我夢選手や#19 福田駿介選手はあの試合が初出場でしたし、正に総力戦という印象を受けました。
福留 そういう意味でもチームとして勝てた喜びが大きかったです。まあ、駿介は終了間際に相手にフリーキックを与えてしまったんですけどね(笑)でも結果として自分の見せ場も増えたのでよかったです(笑) 彼にとっても非常に厳しい場面で投入されたことはすごくいい経験になったと思います。
--福留選手自身は怪我なくシーズンを終えることができました。何か心がけていたことはありましたか。
福留 僕は、栄養や休養が適切にとれて初めて、トレーニングの効果が出ると考えています。なので、自分の体の中に入れるものや、トレーニング後や試合後の休養はとても大事にしていました。GKトレーニングの強度が高い中で、試合に向けて調整していましたし、色々なことが積み重なった結果、自分の体が強化されたのかなと思います。
次回は選手やスタッフ、チームへの想いについて語っていただきます。
「フォロー」「いいね!」よろしくお願いいたします!
シンガポール
アルビレックス新潟シンガポール
Facebook Twitter Instagram
チアダンススクール
Facebook Instagram
サッカースクール
Facebook Instagram
ジョホールバル
チアダンススクールジョホールバル校
サッカースクールジョホールバル校
Facebook Instagram
ミャンマー
サッカースクールミャンマー校
Facebook Instagram
バルセロナ
アルビレックス新潟バルセロナフットボールアカデミー
Facebook Instagram