Sリーグ第15節 アルビレックス新潟シンガポールはアウェーでウォーリアーズFCと対戦する。
いまだ記憶に新しいリーグカップ決勝120分間の死闘、その相手が今日戦うウォーリアーズ。予選リーグでアルビSに負けながらも、決勝まで上り詰め最後まで我々を苦しめ続けた。現在リーグ戦では、14試合を戦い7勝3敗4分で勝点25。順位では4位ながらも、前節は3位ホームユナイテッドと1-1のドローで勝点1をあげ、リーグカップで得た勢いをそのまま持ち込み、上位進出を狙う。
7月に入ってから今日で8試合目となるアルビS。中2日もしくは3日で毎週2試合ずつ戦い選手たちの疲労はピーク、ケガ人も続出している。そんな中、前節バレスティア戦では、11人で守る相手にわずかな隙を突いて2ゴール。終了間際の失点は悔やまれるが、チーム一丸となり勝点3をあげた。DF免田をケガで欠き、MF中井とMF山之内はまだ100%ではない状態ながらも、リーグ戦得点ランキングで2位につけるFW佐野が好調を維持、DF柳も出場停止が明けて先発出場。 アウェーではあるが、まずは戦う姿勢を前面に出し、なんとしても勝点3を持ち帰りたい。昼間の暑さも少し落ち着き、試合は午後7時30分キックオフ!
出場停止明けの柳は力強いディフェンスを見せた
開始5分、いきなりアルビSが先制!阪本が右から仕掛けてクロス、相手DFがブロックしたボールがペナルティエリア内にこぼれると、走り込んだ長崎がシュート。これが相手DFに当たってコースが変わりゴールイン!幸先よい得点でアルビSがアドバンテージを得る!
1ゴール1アシストの活躍をみせた長崎
10分、クロスを跳ね返したところをつめられゴール正面からシュートを打たれるが、野澤が正面でキャッチ。
23分、ゴール正面から攻め込まれエリア内にスルーパスを送られると、防ぎにいったDFもかわされ決定的なシュートを放たれる。しかし落ち着いてコースに入った野澤が正面でキャッチする。
続く24分にもミスパスを奪われスルーパスを通されるが、ここも飛び出した野澤がしっかり押さえて事なきを得る。
28分、左からの相手のFKでは、GKとDFの間に危ないボールを放り込まれるが、誰にも触れずラインを割る。
29分、左サイドからのロングボールで抜け出した阪本がドリブル、エリア内に侵入し左足でシュートを放つがギリギリのところで相手DFのブロックにあう。その後のCKでは、柳が高い打点のヘディングシュートを放つがバーを越える。
31分、攻め込んだところをはね返されカウンターを受けると、最後は左サイドからフリーでシュートを打たれるが相手のシュートミスに助けられる。
41分、相手の左CKから、こぼれ球を拾われ強烈なミドルシュートを打たれるが、野澤が横っ飛びでセーブ。
しかし前半アディショナルタイム、左サイドから低いクロスを入れられると、ニアサイドでヘディングであわせられゴール。何度も相手のクロスを跳ね返し続けたが、最後でマークがずれ失点。1−1で折り返し勝負は後半に。
後半開始!
48分、DFラインからロングボールを送ると、佐野がオフサイドポジションにいたが関与せずそのままプレー続行、相手選手が足を止めたところで佐藤が奪い相手GKと1対1に持ち込むが、左足で放ったシュートは相手GKにぶつけてしまう。
得点こそ奪えなかったものの、相手の脅威になり続けた佐野
50分、左サイドを完全に破られると中央へクロス、相手FWが落としたところをフリーでシュートされるがバーを越える。
60分、アルビSは阪本に代えて元田を投入する。
試合は一進一退の攻防。アルビは中盤を作り相手守備に揺さぶりをかけるのに対し、ウォーリアーズは長身FWを基点に両サイドのスピードのある選手を使いサイド攻撃を仕掛けてくる。
69分、アルビSは2枚目の交代、佐藤を下げて山之内を送り込む。
71分、カウンターから左サイドを独走されると、そのままエリア内に侵入されフリーでシュート。しかし相手のシュートを野澤が落ち着いて処理。
74分、相手の勢いを止められず今度もDFラインの間にスルーパスを通されGKと1対1の場面。しかしここでもすばやく間合いをつめた野澤が相手のシュートをストップ!野澤が再三にわたりチームのピンチを救う!
75分、右からのCKでショートコーナーから鎌田がクロス、これを田中がフリーであわせるが相手GK正面。
76分、左からクロスを放り込まれ、一旦はじいたボールをエリア内でボレーシュートされる。一瞬ヒヤッとするも、これはゴールポストに助けられる。
80分、熊田が相手ボールを奪いチャンス、左サイドから長崎が切れ込みファーサイドのサイドネットを狙ったシュートを放つが相手GKに止められる。
攻守に存在感を放った熊田
86分、カウンターから左サイドをあがった田中がグラウンダーのクロス、佐野がニアに飛び込むがわずかに届かず。
88分、アルビSは最後の交代、熊田に代えて中井を投入する。
アディショナルタイム、カウンターから鎌田がドリブルで持ち上がりエリア内にパスを通すと、走り込んだ中井がアウトサイドでシュート。決まったかに思われたが相手GKにセーブされる。
右サイドを駆け上がりチャンスを演出する鎌田
アルビSは最後まで得点を狙い攻撃を仕掛けるが、ことごとく相手に弾き返されチャンスを逃す。アディショナルタイムも3分をすぎる頃のそろそろ終了のホイッスルかという瞬間、アルビSにゴールが生まれる!エリア手間でボールを回し相手を撹乱すると、最後は長崎からのパスを受けた稲葉がゴール正面から左足でシュート、これが相手DFに当たりGKの頭上を越えてゴールイン!
殊勲のゴールをあげた稲葉の上にアルビ選手が折り重なる
そして直後に終了のホイッスル。後半アディショナルタイムの稲葉の劇的ゴールでウォーリアーズを撃破、苦しみながらもアウェーで勝点3をゲットし、リーグ戦首位を快走!
Sリーグ第15節
【日時】
2017年7月29日(土)19時30分 キックオフ
【対戦相手】
ウォーリアーズFC
【会場】
チョアチューカンスタジアム
【スコア】
ウォーリアーズFC 1
アルビレックス新潟シンガポール 2
【アルビS得点者(アシスト)】
5′ 長崎健人
90’ 稲葉修土(長崎健人)
【選手交代】
60’ 阪本翔一郎 → 元田龍矢
69’ 佐藤皓生 → 山之内優貴
88’ 熊田瑠偉 → 中井涼太
★試合詳細はこちら
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