Sリーグ第13節、アルビレックス新潟シンガポールはアウェーでホウガン・ユナイテッドFCと戦う。
前節、ホーム・ユナイテッド相手に0−2と今季初黒星をつけられたアルビS。田中の負傷退場、柳のレッドカードなどアクシデントがあったとは言え、前半に作った決定機を決めることができず相手にペースを譲り、そのまま押し切られて完封負けを喫した。しかしリーグ優勝のためにはここでしっかりと気持ちを切り替えて、再び連勝を目指したい。
対するホウガンUは、3日前に行われた試合でホーム・ユナイテッドから3点を奪い勝利。現在11試合の消化で5勝5敗1分勝点16と中位に低迷しているが、持ち前の攻撃陣が爆発し勝ちきった。今日のゲームは、アルビSから移籍した木暮はメンバー外ながらも代田はスタートに名を連ねており、古巣との対戦に並々ならぬ闘志をぶつけてくるはず。
ちなみにホウガンUとはリーグカップでも同組となっており、今週金曜日の初戦でもアウェーで戦う予定。連覇を目指すリーグカップで優位に戦うために、今日はしっかり叩いて苦手意識を植え付けておきたい。相手選手との激突で途中退場となった田中が元気に戻ってきたのがグッドニュース。柳がレッドカードを受け今節は出場停止のため、ディフェンスラインに熊田が入り、今季初先発の佐藤が左サイドハーフに入る。
攻撃陣は、前節ゴールを奪えずリーグ得点ランキング順位を一つ落とした佐野の奮起に期待。また、柳の抜けた穴をチーム全体でカバーし、リーグ最少失点の落ち着いたディフェンスを見せることができれば、勝利は見えてくるはず。
試合は午後7時30分キックオフ!
最初のシュートはホウガンU。開始5分、ゴール前に持ち込まれスルーパスからシュートを打たれる。
7分、右からのFKで代田にヘディングで合わされるが、野澤が横っ飛びでキャッチ。
10分、アルビSが先制!長崎のロングボールから阪本が右サイドを突破し、鋭いクロスを送ると、エリア内で中井が相手に倒されPKを獲得。これを中井自身がきっちり決め、幸先良く先制点を挙げる!
11分、相手ロングボールのこぼれ球からシュートを許すと、ドライブのかかったボールがバーを叩く。一瞬ヒヤッとしたシーン。
16分、ロングボールをつながれ、エリア右45度から強烈なシュートを許すがゴール右。相手の外国人FWにボールを収められると、形を作ってくるだけに十分注意したい。
21分、相手DFとGKの連携ミスでバックパスを奪った佐野がそのままシュートするが、相手GKにぶつけてしまいビッグチャンスを逃す。
相手のクロスからのヘディングシュートや、左CKのピンチでは強烈なシュートをしっかりブロックするなど集中した守りを見せるアルビS。しかし24分、左からの2本目のCKで、ニアサイドで触り軌道が変わったボールを押し込まれ失点。
42分、カウンターから一気に攻め込み、スルーパスに飛び出した稲葉がシュートするも相手GKのビッグセーブに阻まれる。さらにその後のCKでは、右からのクロスに田中が合わせるも、バーを越えて惜しくもチャンスを逃す。
前半終了。中井のPKで幸先よく先制するも、CKから失点し1−1の同点のまま折り返す。
後半開始直後の46分、エリア内で浮いたボールを田中が胸でGKにバックパス。しかしこのボールを相手選手に奪われそのままゴールイン。ミスで勝ち越し点を献上してしまう。
63分、2列目から飛び出した選手にパスを通され危ない場面を作られるが、相手のシュートは左にそれて事なきを得る。
66分、右サイドで受けた阪本が中央に切れ込み、そのまま左足でシュートするも相手GKに防がれる。
70分、右からのクロスが流れてファーサイドで長崎が拾うと、そのまま中に速いクロス。そこに待ち受けた佐野が右足でダイレクトボレーを試みるが、マウスを捉えることができず右にそれる。
87分、相手GKのキックを稲葉が拾い長崎へ、そこから中井が受けてドリブルで持ち込みミドルシュートを放つがGK正面。
アディショナルタイム、阪本が右から強引な突破。相手DFを引きずりながらゴールに迫るがシュートはブロックされる。
そして審判のホイッスル。上位チームが足踏みする中で勝点差を広げるチャンスであったが、先制しながらもミスのからんだ失点で引っくり返され1−2の敗戦を喫する。
Sリーグ第13節
【日時】
2017年7月3日(月)19時30分 キックオフ
【対戦相手】
ホウガン・ユナイテッドFC
【会場】
ホウガンスタジアム
【スコア】
ホウガン・ユナイテッドFC 2
アルビレックス新潟シンガポール 1
【アルビS得点者/アシスト者】
10’ 中井涼太(PK)
★ゲーム詳細ページはこちら
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