Sリーグ最終節、アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)はジャランべサルスタジアムでタンピネス・ローバーズと対戦。
リーグ初優勝を決めたものの前節のアウェイ最終戦は今季初の3失点で完敗に終わったアルビS。
リーグ最終節は2位タンピネス・ローバーズとの直接対決となる。
アルビSは3-4-2-1のシステムでこの試合の臨む。
GKにはGK笠川永太が3試合ぶりの先発出場。
DFラインは右からDF山田幹也、DF藤原賢土、FW三根和起の3枚。
両サイドは右にDF免田朋己、左にDF矢澤忠晃。
中盤、2ボランチにはMF地頭薗雅弥とMF長崎健人。
2シャドーにはMF乾達朗とMF石山大地。
1トップにはDF熊田瑠偉が入る。
対戦相手のタンピネス・ローバーズは勝点46(14勝4分5敗)の2位。
既に順位は確定しているもののこの最終節、そして29日(土)に開催されるシンガポールカップ決勝とタンピネスとの連戦となる。
シンガポール史上初の4冠達成が懸かる決勝戦に向けてこの試合は前哨戦とも言える。
前節の失敗を繰り返さず、良い形でリーグ最終節を終えてシンガポールカップ決勝へと繋げたい!
試合は予定通り19時45分キックオフ。
開始早々の9分、左サイドを突破されクロスを許すとこれをゴール正面ヘディングで合わせられて失点。
アルビSは早くも先制を許してしまう。
反撃に出たいアルビSは12分、乾が左足でのミドルシュートを放つが相手GKの正面を突く。
25分には免田が距離のあるところから右足で狙うが枠を越えてしまう。
34分、熊田と石山のパス交換から中央を崩したが石山のラストパスは惜しくも走り込んだ長崎には繋がらない。
すると38分、またも左サイドからクロスを送られると中央で強烈なヘディングシュートを決められて失点、追加点を許す。
さらに42分、ドリブルで右サイドから切り込まれるとそのままペナルティエリア内へラストパス。
これを落ち着いて決められて3失点目を喫する。
前半だけで3ゴールを奪われてしまったアルビS。
後半まずは1点を返して反撃に出たい。
アルビSは後半より熊田に代えてDF田中脩史を投入する。
田中が左CBへ、1トップには三根が入る。
61分、浮き球パスに長崎が抜け出す。
決定的だったが中央へ送ったラストパスは三根には合わない。
すると直後の62分、ペナルティエリア内で相手のシュートが免田に当たるとこれがハンドの判定。PKを与えてしまう。
さらにこのプレーで免田が退場。残り時間を10人で戦うことになってしまう。
64分、このPKを決められて失点し、これで0−4。
67分にはペナルティエリア内からシュートを許すが笠川がファインセーブで弾き出す。
70分、長崎に代えてMF稲葉修土を入れる。
しかしながら73分、右サイドからのクロスを中央で合わせられるとゴールライン上で何とか藤原がブロックするがセカンドボールを決められて失点。
0−5と大量リードを奪われてしまう。
76分には最後の交代カードとして山田に代えてFW鎌田啓義を投入する。
90分、ゴール正面で三根とのパス交換から石山が右足でグラウンダーのシュートをゴール左隅に決めて1点を返す!
数的不利の状況で一矢報いるが、1-5で試合終了。
最終節は完敗に終わったものの勝点50(16勝2分6敗)でリーグ戦全日程を終了。
4月の第6節で首位に立つとその後はクラブ新記録となる10連勝を達成するなど順調に勝点を積み上げると第22節で2試合を残して首位が確定。
Sリーグ参戦から13年目にして悲願のリーグ初優勝を飾ることに成功した!
コミュニティシールド、リーグカップ、Sリーグに続いて前人未到の4冠達成に向けて残すはシンガポールカップのみ。
3日後に開催される決勝戦でタンピネスにリベンジを果たし、最高の形で2016シーズンを締めくくりたい!
2016 Sリーグ 最終節
【日時】
2016年10月26日(水)19時45分 キックオフ
【対戦相手】
タンピネス・ローバーズ
【会場】
ジャランべサルスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 1
タンピネス・ローバーズ 5
【アルビS得点者】
石山大地 (90')
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