Sリーグ第23節、アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)はビシャンスタジアムでホーム・ユナイテッドと対戦。
前節の勝利で勝点を50(16勝2分4敗)へ伸ばし2試合を残して史上初のリーグ優勝を決めたアルビS。
この試合が今季アウェイ最終戦となる。
アルビSは前節に続き3-5-2のシステム。
GKは守護神のGK野澤洋輔が2試合連続の先発出場。
DFライン前節同様に右からDF藤原賢土、DF代田敦資、FW三根和起。
両サイドは右にFW鎌田啓義、左にはDF田中脩史。
中盤、1ボランチにはMF地頭薗雅弥、2シャドーにはMF稲葉修土とMF長崎健人が復帰。
前線はMF石山大地とFW河田篤秀の2トップ。
対戦相手のホーム・ユナイテッドは勝点34(10勝4分8敗)の4位。
上位3チーム中2チームがAFCカップ出場権のないアルビSとブルネイ・ディーピーエムエムのためこのまま4位以上でシーズンを終えればAFCカップ出場となる。
今節同じく4位を争うホーガン・ユナイテッドとゲイラン・インターナショナルが直接対決を迎えるためホームとしては是が非でもこの試合で勝利をおさめたい。
今季の対戦ではアルビSの3戦3勝と相性は良いがこの試合に懸ける相手のモチベーションも高い。
2試合連続で5ゴールを挙げている強力な攻撃陣には警戒が必要だ。
既にリーグ優勝は決まっているが良い形で今季のアウェイゲームを締めくくりたい!
試合は予定通り19時30分キックオフ。
開始早々の6分、河田が倒されるとゴール正面でFKを獲得。
このFKを地頭薗が左足で直接狙うが壁に阻まれて相手GKにキャッチされてしまい前節の再現とはならない。
逆に17分、浮き球でDFラインの裏に抜けられると決定的なピンチ。
GKと1対1となるが相手のシュートを野澤が右足に当てるスーパーセーブ、失点を免れる。
しかしながら22分、パス交換で中央を突破されてシュートを許すとこれを決められて失点。
開始からなかなかチャンスをつくれないアルビSは先制点を許してしまう。
29分には強力なミドルシュートを許すがこれは野澤が横っ飛びでキャッチする。
35分、右サイドからのCKを地頭薗がファーサイドへ送るが河田には合わない。
44分には河田が左足で強力なミドルシュートを放つが相手DFに阻まれてしまう。
良い形をつくることができないアルビS、0-1で前半を終える。
後半まずは同点、そして逆転を狙いたい。
アルビSは後半より藤原に代えて、DF免田朋己を投入する。
53分、地頭薗のロングボールを受けた河田が距離のあるところから狙うがシュートは枠を越えてしまう。
56分、アルビSは早くも2枚目の交代カード。
石山に代えて、MF乾達朗を入れる。
すると直後の左CK、長崎が中央へ送ったボールを相手がヘディング、これがそのままゴールに吸い込まれる!
アルビSはオウンゴールながらも後半早い時間帯に同点に追い付くことに成功する!
この勢いで逆転を目指すアルビSだが65分、縦パスで裏へ抜けられてシュートを許す。
野澤が何とか防いだがこぼれ球を押し込まれて失点、追加点を奪われてしまう。
再び同点を狙うアルビSは72分、ゴール正面からのFKを長崎が直接狙うが壁に当たり相手GKにキャッチされてしまう。
76分、中盤で奪われるとそのままゴール前まで持ち込まれるが相手のシュートはゴールライン手前で免田がクリア。
79分には三根に代えてDF熊田瑠偉を前線に入れて攻撃の手を強める。
しかしながら86分、左サイドを突破されると中央への折り返しを決められて失点。
試合を決定づける3点目を許してしまう。
89分、前線からの守備で熊田が相手GKからボールを奪うと乾がシュート、しかし相手DFに阻まれてしまいゴールならず。
試合はそのまま1-3で終了。
前節リーグ初優勝を決めたアルビSだがアウェイ最終戦は今季初の3失点で完敗に終わってしまった。
2016 Sリーグ 第23節
【日時】
2016年10月20日(木)19時30分 キックオフ
【対戦相手】
ホーム・ユナイテッド
【会場】
ビシャンスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 1
ホーム・ユナイテッド 3
【アルビS得点者】
オウンゴール (56')
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