シンガポールカップ準決勝第2戦、アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)はトアパヨスタジアムでバレスティア・カルサと対戦。
9日(金)の第1戦を稲葉修土の今季初ゴールで1-0と制したアルビS。
この試合引き分け以上の結果で昨年に続いて2年連続のシンガポールカップ決勝進出が決まる。
アルビSのシステムは第1戦に引き続き3-4-2-1。
GKはGK笠川永太が2試合連続の先発出場。
DFラインは第1戦でバレスティア攻撃陣を完封したDF代田敦資、DF藤原賢土、FW三根和起の3枚。
両サイドは右にDF免田朋己、左にDF田中脩史。
中盤、2ボランチはMF稲葉修土とMF長崎健人。
前線の3枚はMF乾達朗、出場停止からFW河田篤秀が復帰。そしてMF石山大地が公式戦10試合ぶりの先発出場となる。
対戦相手のバレスティアとは今季6度目、そしてこれが今季最後の顔を合わせとなる。
今季はアルビSの4勝1分と無敗だが2月のリーグ戦ではここトアパヨスタジアムの荒れたピッチに苦戦し1-1の引き分けに終わってしまった。
お互いに手の内を知り尽くした同士の対戦となるが全タイトル制覇に向けてここで敗退するわけにはいかない。
バレスティアとの今季最終戦を制し、2年連続の決勝へ駒を進めたい!
試合は予定通り19時45分キックオフ。
開始早々の2分、ゴール正面距離のあるところから長崎が左足で狙うがゴール左へ逸れてしまう。
5分には乾のCKに代田が飛び込むがヘディングシュートは相手DFに阻まれてわずかに枠を越えてしまう。
12分、乾のCKにファーサイドで河田が合わせるが惜しくも相手GKの正面を突いてしまう。
続く17分にはゴール正面でFKを獲得するとキッカーは乾。
左足で鋭いシュートを放ったがゴール左へ逸れてしまう。
序盤から攻勢に出たアルビSだったが23分、相手DFラインからのロングボールが裏へ流れると飛び出した笠川が右足でクリア。
しかしこれが相手FWに当たるとそのままゴール方向へ。危ない場面だったがこれはゴールマウスの右へ外れて事なきを得る。
26分にはゴール正面やや右からのFK。
河田が右足でグラウンダーのシュートを狙うが壁に当たりゴール右へ外れてしまう。
35分、ゴール正面で河田から左の乾へスルーパス。
これを受けた乾が左足でシュートを放ったが相手GKに防がれてしまう。
39分、右サイドからを強引に突破した河田が倒されてFKを獲得。
乾が左足でゴールに直接向かうボールを放つが相手GKのファインセーブに防がれてしまう。
立ち上がりからボールを支配し、攻勢に出たアルビSだったがゴールは奪えず。
スコアレスで後半へと折り返す。
後半に入ると53分、DFラインがロングボールの処理を誤るとこぼれ球を拾われて強烈なミドルシュートを許してしまう。
しかしこれは枠を越えて失点を免れる。
続く54分にもミドルシュートを許す。
今度は枠をとらえるが笠川が落ち着いてキャッチ。
アルビSは61分、乾に代えて、DF熊田瑠偉を前線に投入する。
73分、左サイドでFKを与えるが笠川がパンチングで弾き出す。
直後のこぼれ球を拾われてミドルシュートを許すが大きく枠を越える。
75分には前線でボールをインターセプトした長崎がそのまま強烈なシュート、しかしゴール右へ逸れてしまう。
76分、アルビSは2枚目の交代カードをとして石山に代えてFW鎌田啓義を入れる。
すると78分、左サイドでボールを受けた鎌田が早速ドリブルで切り込むと右足でシュート。
しかし相手DFに阻まれてしまう。
再三のシュートもなかなかゴールに結びつかないアルビSだったがついに先制点が生まれる。
81分、中央の長崎から左サイドでボールを受けた田中が切り返すと右足でクロス。
これにファーサイドの熊田が高い打点のヘディングで合わせてゴール!
途中出場の熊田の貴重な先制点で第1戦に続きアルビSが先制に成功する!
試合はその後も相手の反撃を凌ぐとそのまま終了。
アルビSは熊田の決勝点でバレスティア相手に第1戦に続く完封勝利。
準決勝を2戦2勝で制すと昨季に続いて2年連続のシンガポールカップ決勝進出を決めた。
2016 シンガポールカップ 準決勝第2戦
【日時】
2016年9月13日(火)19時45分 キックオフ
【対戦相手】
バレスティア・カルサ
【会場】
トアパヨスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 1
バレスティア・カルサ 0
【アルビS得点者】
熊田瑠偉 (81')
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